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『給湯器の20号とか24号ってなんのこと?』2013年5月24日
給湯器の20号とか24号ってなんのことか、ご存じですか?
今回はこの「号」を理解して、上手に給湯器を選ぶためのお話をご紹介します。
「号」というのは、「今の水温から25℃上昇させたお湯を1分間に何リットル出せるか?」
を表します。例えば、15℃の水を40℃に温めると、ちょうど25℃上げることになります。
この状態で1分間に20Lお湯を出せるのが20号給湯器となるのです。
でも、冬場の水温は6℃くらいまで下がります。
では、20号の給湯器は、6℃から40 ℃まで34 ℃上昇させたお湯をどれぐらい出せるのでしょうか?
すぐにそれがわかる便利な公式があります。
(号数×25)÷(湯温-水温)=1分間に出せるお湯の量
例えば冬20号の給湯器で6℃の水を40℃まで上げる場合。
(20号×25)÷(40℃-6℃)=14.7リットルとなります。
では次に一般家庭では、どれくらいお湯を使うのでしょう?
蛇口やシャワーから出る水量は1分間に8~12リットル。
毎分12リットルのシャワーの湯量を確保するためには、前の公式に当てはめると、
約17号分の能力が必要となります。
ワンルームマンションで使われる給湯器の多くが16号なのは、
一人暮らしであればこれでほぼ足りるからなのです。
これにキッチンと洗面所の使用を同時に行うかどうか、というのが
給湯器の号数を選択するときのポイントになります。
家族の場合、キッチンとシャワーを同時に使用することはよくありますよね。
キッチンは、蛇口で簡単にお湯の温度や量を調整できますが、
それでも5号分の能力は欲しいところ。同時に使用するならシャワー17号に
キッチン5号を加えて、22号分の能力が必要となります。
でもそこは調整できるから、ということであれば20号に抑えることも可能でしょう。
一方で、家族が多いのでお湯はたっぷり使う、という場合は24号をおすすめします。
「こんな面倒な計算はイヤ!」という方は、どうぞ☎0120-11-2420までお電話ください。
お客様の生活に合わせた給湯器をしっかりご提案させていただきます。