リフォーム施工事例集
浴室・洗面脱衣室改修工事@富士見市 F様邸2023年3月2日
- リフォーム金額
- 約217万円
- リフォーム期間
- 6日間
- リフォーム内容
- ・浴室改修工事 LIXILシステムバスルームリノビオフィット1116サイズへの交換(在来工法浴室からの改修)既存浴室解体撤去、土間コンクリート打ち他、新規組付けに必要な下地など工事一式。
・洗面化粧台交換工事 TOTOオクターブLite間口60㎝への交換。既存撤去処分、取り付け工事一式。
・洗面所 床、壁、天井改修工事。
・浴室・洗面所、窓改修工事。リクシルサーモスⅡL一般複層ガラスへの交換。浴室窓はパネルを使って小さい窓へサイズ変更。
・給湯機交換工事 ノーリツガス給湯器エコジョーズフルオートGT-C2062AWX-2への交換。
「寒いお風呂を何とかしたい・・・」
というご相談をいただきました。
既存のお風呂は、在来工法のタイル貼り。
壁の横幅いっぱいに単板ガラスの窓があります。
これは寒いですね。
お風呂に限らず、外気が最も浸入しやすいのは窓。
今回、在来工法の浴室をユニットバスに改修するにあたり、壁の横幅いっぱいに窓があると、壁の厚みを確保できないということもあって、まずはこの窓を何とかしなければなりません。
壁を壊して新たな窓を取り付けるとなると、大きな工事となり、費用も跳ね上がります。
そこで、複合パネルを既存の開口部にはめ込み、その中に小さい窓を設けることにしました。
光を採りこみ、湿気を逃がし、夏は涼しい風を採りこむ窓付きのユニットバスが完成しました。
時間が経過してもお湯が冷めにくい浴槽に加え、床・壁・天井がすべて保温材で覆われているので、外気を寄せ付けません。
こちらは工事前。
壁についていた換気扇はひもを引っ張ってオンオフを切り替える旧式タイプ。
最新のユニットバスは、
換気だけでなく、暖房も乾燥機能もあるので、洗濯物干しポールも取り付けました。
いくら保温材で覆ったとしても、それ自体に熱を発する機能はありませんので、寒い日の入浴前は暖房をオンにしておくと、入浴前の寒さを軽減できます。
というわけで、在来工法の浴室からユニットバスへの改修工事、完成しました。
さて、お風呂の寒さとともに気になるのは洗面脱衣室。
まずは床に問題あり。
脱衣室に立つとフカフカするようです。
クッションフロアと構造用合板を取り外すと。
ご覧のように築年数の割には乾燥が保たれたきれいな状態で、床を支える根太や大引き、束なども健康な状態をキープしていました。
右手の職人さんのつま先の前にあるのが束石と束、その上の太い木が大引き、その上の細い木が根太です。
本来、大引きと根太は固定されているはずなのですが、解体してみると大引きの上に根太が載っているだけの状態でした。
既存の部材はそのまま使って固定しました。
その上に構造材を載せ、クッションフロアで仕上げます。
また、既存の木目の壁面はそのままではクロスを貼り替えることができないので、下地材で覆っています。
完成しました。
ご高齢のご親族もいらっしゃるので、浴室との段差も解消しています。
並べるとこんな感じ。
既存の段差もわずかに見えますが、歳を重ねると、これくらいの段差も危険です。
アフターに見えているラインはドア枠パッキンですので、ほとんど段差は感じられないと思います。
せっかくお風呂も脱衣室もリフレッシュするのですから、洗面化粧台も交換します。
2面鏡の内部に小物を入れられる収納が全面に隠れているので、スッキリします。
上部にも収納を用意しました。
寒かった洗面脱衣室の窓も、
LIXILのサーモス複層ガラスに変更しました。
サッシを変えただけでは、既存の木製の窓枠が残ってしまい、せっかくの美観を損ねてしまうので、同じトーンで仕上げています。
これまでの給湯器は、追い炊き機能のないもので、一度冷めたら足し湯をするしかありませんでした。
これを機に、フルオートタイプのエコジョーズへ切り替えました。
湯はり、保温、追い炊き、足し湯を全て自動でこなします。
「寒い在来工法のお風呂を何とかしたい!」を解消する工事、完了いたしました。
「思ったとおりに仕上がってよかった!」と、喜びの声をいただけました。
F様、ありがとうございました。
担当者のひとこと
お客様のご希望にできるだけ添えるようにと心がけて取り組みました。既存の窓枠が残ってしまうと、リフレッシュ感が損なわれてしまうため、その納め方に手間取りましたが、なんとかうまく仕上がりホッとしています。